2011年、読了リスト

2011年の読了リストです。

順番はアイウエオ順です。
☆は再読でした。
青木玉 幸田文の箪笥の引き出し
有吉佐和子 青い壺
池内紀 海山のあいだ
泉鏡花 夜叉ケ池・天守物語
井上靖 本覚坊遺文
上田早夕里 リリエンタールの末裔
植村直己 極北に駆ける
植村直己 青春を山に賭けて
宇野常寛 ゼロ年代の想像力
大原まり子 吸血鬼エフェメラ
岡本かの子 家霊
奥本大三郎 楽しき熱帯
小倉美恵子 オオカミの護符
大崎梢 サイン会はいかが
大崎梢 配達あかずきん
大崎梢 晩夏に捧ぐ
大崎梢 平台がお待ちかね
小野不由美 ゴーストハントシリーズ
折口信夫 死者の書・口ぶえ
鏡明 不確定世界の探偵物語
風間一輝 男たちは北へ
梶尾真治 クロノスの少女たち
川村二郎 白山の水
小林恭二 父
坂本真綾 アイディ。
笹本祐一 妖精作戦
佐藤泰志 そこのみにて輝く
佐藤泰志 移動動物園
白洲正子 道
杉本鉞子 武士の娘
須藤晃 尾崎豊
瀬名秀明 希望
高野秀行 辺境中毒
多島斗志之 海賊モア船長の遍歴
寺田寅彦 地震雑感
中沢けい 女ともだち
梨木香歩 不思議な羅針盤
梨木香歩 僕は、そして僕たちはどう生きるか
似鳥鶏 いわゆる天使の文化祭
似鳥鶏 さよならの次にくる
似鳥鶏 まもなく電車が出現します
似鳥鶏 理由あって冬に出る
日高敏隆竹内久美子 もっとウソを!
長谷川眞理子 雄と雌の数をめぐる不思議
東直子 とりつくしま
福島正実 未踏の時代
穂村弘 もしもし運命の人ですか☆
穂村弘 短歌の友人
穂村弘 東直子沢田康彦 短歌はじめました。
丸山健二 田舎暮らしに殺されない法
宮田珠己 ジェットコースターにもほどがある
宮田珠己 メモリーエス
宮田珠己 旅の理不尽
宮本常一 日本の村・海をひらいた人々
宮本常一 忘れられた日本人
宮脇昭 鎮守の森
村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス
村上春樹 羊をめぐる冒険
安岡章太郎 海辺の光景
安岡章太郎 質屋の女房
柳田国男 青年と学問
柳田國男 雪国の春
山川菊栄 武家の女性
吉田健一 東京の昔
吉野源三郎 君たちはどう生きるか
吉村昭 高熱隧道
吉村昭 星への旅
A・E・ヴァン・ヴォークト 目的地アルファ・ケンタウリ
ミヒャエル・エンデ 鏡のなかの鏡
クロフツ 樽
クロフツ クロイドン発12時30分
クロフツ 海の秘密
リチャード・コーフィールド 太陽系はここまでわかった
ロバート・シーゲル 歌うクジラ
ロバート・シーゲル 白いクジラ
ロバート・シーゲル 氷海のクジラ
アルベルト・シュヴァイツァー わが生活と思想より
スタンダール 赤と黒
セイント 透明人間の告白
ドフトエフスキー 悪霊
テア・フォン・ハルボウ メトロポリス
ジェフリー・フォード ガラスの中の少女
ジェフリー・フォード シャルビューク夫人の肖像
ベルクソン 時間と自由
J・P・ホーガン  ガニメデの優しい巨人
ボルヘス 七つの夜
ボルヘス 詩という仕事について
パトリシア・A・マキリップ ムーンフラッシュ
パトリシア・A・マキリップ ムーンドリーム
バルガス・リョサ 緑の家
ワイズマン 人類が消えた世界

とここまで小説・ノンフィクションのみ。
さて、全体の読了率は114/297 = 38.3%
去年よりは上がったのですが、300冊近い本を買っていることに驚き。20万円は軽く使っているので…。あれ、デジタル一眼レフが買える!?
来年は本を買う量を減らすよう努力したいと思います。って、毎年言っている気がします。
今年のベストは、うーん、新刊本からは、なしです。読んだもののなかでは鏡明「不確定世界の探偵物語」(創元SF文庫)
が一番、おもしろかったです(こういうSF好きなので)。クロフツ大崎梢似鳥鶏といった新たな作家の発見はよかったと思います。クロフツは発掘といった方が近いですが、あの長~い語りが私的にはgoodです。あとは古典として、スタンダール赤と黒」、ドフトエフスキー「悪霊」にも挑戦できて、アグレッシブな一年だったと思います。ただ、斜め読みが多いのも事実です。来年は、溜まった本から片づけるとして、当面は新刊以外買わない方針でいこうと思います。

2012年、読了リスト

今年も年末ということで、読了リストです。

目標200冊は届きませんでした。

何だか同じ本をよく買った気がします、気づかずに。

 

読了順ではなく購入あるいは興味を持った順番という何ともわけのわからん状態ですが、これ以上整理する元気もないのでこのままupします。

 

2012年 読了リスト

1北村薫 空飛ぶ馬 創元推理文庫
2コニー・ウィリス リンカーンの夢 ハヤカワSF文庫
3ロンドン 野生の呼び声 光文社古典新訳文庫
4ロンドン 白い牙 光文社古典新訳文庫
5木山捷平 木山捷平 ちくま日本文学全集
6木山捷平 大陸の細道 講談社文芸文庫
7木山捷平 氏神さま・春雨・耳学問 講談社文芸文庫
8木山捷平 井伏鱒二・弥二郎兵衛・ななかまど 講談社文芸文庫
9尾崎豊 尾崎 豊 少年時代 角川文庫
10藤澤清造 根津権現裏 新潮文庫
11米原万理 マイナス50℃の世界 角川文庫
12田中慎弥 切れた鎖 新潮文庫
13新井素子 もういちどあなたにあいたいな 新潮社
14倉橋由美子 人間のない神 新潮文庫
15米原万理 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 角川文庫
16米原万理 心臓に毛が生えている理由 角川文庫
17木山 捷平、中村 地平、 新美 南吉 朴 百年文庫
18大川弥生 新しいリハビリテーション 講談社現代新書
19横光利一 上海 講談社文芸文庫
20春日春彦 緘黙 新潮文庫
21北里洋 日本の海はなぜ豊か 岩波科学ライブラリ
22倉橋由美子 スミヤキストQの冒険 講談社文芸文庫
23倉橋由美子 夢の浮橋 中公文庫
24倉橋由美子 アマノン国往還記 新潮文庫
25武田泰淳 滅亡について 岩波文庫
26宮本 省三 脳のなかの身体―認知運動療法の挑戦 講談社現代新書1929
27野尻抱介 南極点のピアピア動画 ハヤカワ文庫JA
28多和田葉子 雪の練習生 新潮社
29山田詠美 学問 新潮文庫
30藤澤清造 藤澤清造短篇集 新潮文庫
31ルソー 孤独な散歩者の夢想 新潮文庫
32武田泰淳 十三妹 中公文庫
33倉橋由美子 パルタイ 新潮文庫
34倉橋由美子 ヴァージニア 新潮文庫
35神林長平 いま集合的意識を、 ハヤカワ文庫JA
36似鳥鶏 午後からはワニ日和 文春文庫
37吉田健一 金沢・酒宴 講談社文芸文庫
38レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅰ 中公クラシックス
39田尻宗昭 海と乱開発 岩波新書
40倉橋由美子 妖女のように 新潮文庫
41クロフツ 英仏海峡の謎 創元推理文庫
42黛まどか 星の旅人 角川文庫
43野尻抱影 星座のはなし ちくま文庫
44丸山健二 安曇野の強い風 文芸春秋
45レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅱ 中公クラシックス
46倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
47高野秀行 アヘン王国潜入記 集英社文庫
48ハドソン はるかな国 とおい昔 岩波文庫
49伊藤整 若き詩人の肖像 講談社文芸文庫
50伊藤整 青春 新潮文庫
51村上春樹 1Q84 BOOK1 上・下 新潮文庫
52倉橋由美子 ポポイ 新潮文庫
53倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
54丸山健二 人生なんてクソくらえ 朝日新聞出版
55武田泰淳 風媒花 新潮文庫
56有吉佐和子 美っつい庵主さん 新潮文庫
57三島由紀夫 殉教 新潮文庫
58三島由紀夫 真夏の死 新潮文庫
59田中慎弥 神様のいない日本シリーズ 文春文庫
60田中慎弥 図書準備室 新潮文庫
61伊藤整 近代日本の文学史 夏葉社
62村上春樹 1Q84 BOOK2 上・下 新潮文庫
63ボルヘス 汚辱の世界史 岩波文庫
64レイチェル・カーソン 海辺 平凡社ライブラリー
65村上春樹 1Q84 BOOK3 新潮社
66松下竜一 暗闇に耐える思想 花乱社選書
67日高敏隆 動物にとって社会とはなにか 講談社学術文庫
68深沢七郎 言わなければよかったのに日記 中公文庫
69クロフツ 見えない敵 創元推理文庫
70ジョージ・オーウェル カタロニア讃歌 ハヤカワ文庫NF
71倉橋由美子 婚約 新潮文庫
72山本茂実 ああ野麦峠 角川文庫
73玉手英夫 クマに会ったらどうするか 岩波新書
74倉橋由美子 酔郷譚 河出文庫
75有吉佐和子 海暗 新潮文庫
76ボルヘス ブロディーの報告書 岩波文庫
77日高敏隆 動物という文化 講談社学術文庫
78アムンセン 南極点 朝日文庫
79徳冨蘆花 不如帰 岩波文庫
80田口善弘 砂時計の七不思議 中公新書
81唐沢孝一 カラスはどれほど賢いのか 中公新書
82松本哉 永井荷風という生き方 集英社新書
83井伏鱒二 井伏鱒二対談集 新潮文庫
84深沢七郎 生きているのはひまつぶし 光文社文庫
85永田晟 呼吸の極意 講談社ブルーバックス
86倉橋由美子 夢のなかの街 新潮文庫
87松本秀樹 だいすけ君とまさお君 小学館文庫
88米澤穂信 折れた竜骨 東京創元社
89春日武彦穂村弘 人生問題集 角川書店
90太田静子 斜陽日記 朝日文庫
91太田治子 明るい方へ 朝日文庫
92チャスタトン 木曜日の男 創元推理文庫
93梶尾真治 ゆきずりエマノン 徳間書店
94文京洙 韓国現代史 岩波新書
95朝永振一郎 科学者の自由な楽園 岩波文庫
96ハーラン・エリスン 世界の中心で愛を叫んだけもの ハヤカワ文庫SF
97三島由紀夫 不道徳教育講座 角川文庫
98サガン 悲しみよ こんにちは 新潮文庫
99マーク・トゥエイン トム・ソーヤーの冒険 新潮文庫
100神林長平 ぼくらは都市を愛していた 朝日新聞出版
101P・K・ディック 偶然世界 ハヤカワ文庫SF
102デュレンマット 失脚・巫女の死 光文社古典新訳文庫
103P・K・ディック 高い城の男 ハヤカワ文庫SF
104P・K・ディック ユービック ハヤカワ文庫SF
105野尻抱介 ふわふわの泉 ハヤカワ文庫JA
106石田ゆうすけ 洗面器でヤギごはん 幻冬舎文庫
107P・K・ディック 流れよわが涙、と警官は言った ハヤカワ文庫SF
108立原えりか 妖精たち 青土社
109倉橋由美子 わたしのなかのかれへ 講談社文庫
110チェスタトン 詩人と狂人たち 創元推理文庫
111チェスタトン 新ナポレオン奇譚 ちくま文庫
112チェスタトン 四人の申し分なき重罪人 ちくま文庫
113サルトル 水いらず 新潮文庫
114池澤夏樹 カデナ 新潮文庫
115ボーム オズの魔法使い 新潮文庫
116萩原規子 RDG3 角川文庫
117フランクル 夜と霧 みすず書房
118宮田珠己 なみのひとなみのいとなみ 幻冬舎文庫
119尾池和夫 四季の地球科学 岩波新書
120コニー・ウィリス ブラックアウト ハヤカワSFシリーズ
121ボーヴォワール 人はすべて死す 上・下 岩波文庫
122北野勇作 かめくん 河出文庫
123堀田善衛 上海にて 集英社文庫
124ロバート・シェクリイ 人間の手がまだ触れない ハヤカワ文庫SF
125茂木清夫 地震予知を考える 岩波新書
126マルロー 王道 講談社文芸文庫
127サルトル 嘔吐 人文書院
128武田泰淳 ニセ札つかいの手記 中公文庫
129寺田寅彦 怪異考/化物の進化 中公文庫
130内田百 百鬼園随筆 新潮文庫
131ブリン グローリー・シーズン 上 ハヤカワSF文庫
132ジュール・ヴェルヌ 海底二万里 上下 新潮文庫
133内田百聞 第一阿呆列車 新潮文庫
134内田百聞 第二阿呆列車 新潮文庫
135内田百聞 第三阿呆列車 新潮文庫
136ブリン グローリー・シーズン 下 ハヤカワSF文庫
137E・ハミルトン フェッセンデンの宇宙 河出文庫
138スティーヴンソン クリプトノミコン1 ハヤカワSF文庫
139内田百 冥途 ちくま文庫
140梨木香歩 雪と珊瑚と 角川書店
141ショーン・エリス 狼の群れと暮らした男 築地書館
142石牟礼道子 食べごしらえおままごと 中公文庫
143内田百 ノラや ちくま文庫
144笙野頼子 金毘羅 河出書房新社
145川上弘美 どこから行っても遠い町 新潮社
146スティーヴンソン クリプトノミコン2 ハヤカワSF文庫
147萩原規子 RDG1 角川文庫
148萩原規子 RDG2 角川文庫
149梨木香歩 エストニア紀行 新潮社
150クロフツ 黄金の灰 創元推理文庫
151ピランデッロ 月を見つけたチャウラ 光文社古典新訳文庫
152小沢信男 東京骨灰紀行 ちくま文庫
153チュツオーラ やし酒飲み 岩波文庫
154内田百 サラサーテの盤 ちくま文庫
155スティーブンソン クリプトノミコン3 ハヤカワSF文庫
156新宮一成 夢分析 岩波新書
157河合隼雄 未来への記憶 上下 岩波新書
158栗原彬 証言 水俣病 岩波新書
159尾崎一雄 暢気眼鏡・虫のいろいろ 岩波文庫
160スティーブンソン クリプトノミコン4 ハヤカワSF文庫
161中勘助 銀の匙 小学館文庫
162尾崎一雄 単線の駅 講談社文芸文庫
163松原隆彦 宇宙に外側はあるか 光文社新書
164オリアリー 不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ ハヤカワSF文庫
165上田早夕里 華竜の宮 上下 ハヤカワJA文庫
166ヤング ジョナサンと宇宙クジラ ハヤカワSF文庫
167中尾佐助 栽培植物と農耕の起源 岩波新書
168中尾佐助 花と木の文化史 岩波新書
169神山恵三 森の不思議 岩波新書
170深沢七郎 生まれることは屁と同じ 河出書房新社
171多和田葉子 ゴットハルト鉄道 講談社文芸文庫
172フォーチュン 幕末日本探訪記 講談社学術文庫
173スティーヴン・キング ダーク・タワー新潮文庫
174スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 上 新潮文庫
175スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 下 新潮文庫
176スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 上 新潮文庫
177清沢満之 清沢満之岩波文庫
178スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 下 新潮文庫
179深沢七郎 檜山節考 新潮文庫
180角幡唯介 空白の五マイル 集英社文庫
181ルグィン 闇の左手 ハヤカワSF文庫
182吉田健一 時間 講談社文芸文庫
183深沢七郎 深沢七郎の滅亡対談 ちくま文庫
184恩田陸 きのうの世界 講談社
185オースター ムーン・パレス 新潮文庫(再読)
186多和田葉子 飛魂 講談社

 

上下巻を適当に数えているので実際には192冊。リストに挙がっていないものもあるので、たぶん200冊近いと思います。

 

さて問題は未読率ですが、正確に計算してみると買った本のうち読んだ本の割合は、127/355 = 35.8%本棚から抜いた本や図書館の本を加えると、186/355 = 52.4%と5割をキープ。

(したことにしておこう)

 

こういってリストにしてみると、相変わらず節操のない読み方だなと思います。

 

今年、読んだ中でのベスト1はアムンセン「南極点」(朝日文庫)でした。

 

あと、吉田健一「時間」(講談社文芸文庫)もまた読みたいです。小説は、伊藤整「若き詩人の肖像」(講談社文芸文庫)か多和田葉子「飛魂」(講談社)。倉橋由美子祭りの結果、「夢のなかの街」、「人間のない神」は再読したいかも。新刊は相変わらず目ぼしいもの全くな~~~し。 来年は溜まっている講談社文芸文庫を減らさないといけません!!(吉田健一を一通り読みたいです。木山捷平を買い揃えたいです。)ダーク・タワーも春までには読み終わりたいです。未読SF本シリーズは、スタニスワフレムで〆たいと思います。来年は時代小説、解禁の予定です(笑)

2023年、読了リスト

2023読書リスト


大原まり子『一人で歩いて行った猫』(ハヤカワJA文庫)2301
大原まり子『未来視たち』(ハヤカワJA文庫)2302
大原まり子『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』(ハヤカワJA文庫)2303
大原まり子『機械神アスラ』(早川書房)2304
日向理恵子『火狩りの王3』(角川文庫)2305

サローヤン『ワン デイ ニューヨーク』(新潮文庫)2306

宮内勝典『ぼくは始祖鳥になりたい』(集英社文庫)2307
吉野万理子『階段ランナー』(徳間書店)2308
森絵都『カザアナ』(朝日文庫)2309
日向理恵子『火狩りの王4』(角川文庫)2310
乗代雄介『旅する練習』(講談社)2311
乗代雄介『パパイヤ・ママイヤ』(小学館)2312
キム・チョヨプ『わたしたちが光の速さで進めないなら』(早川書房)2313
大原まり子『地球物語』(ハヤカワJa文庫)2314
大原まり子『物体Mはわたしの夢を見るか』(朝日ソノラマ文庫)2315
ジャスパー・フォードクォークビーストの歌』(竹書房文庫)2316
ジャスパー・フォード『最後の竜殺し』(竹書房文庫)2317
ジャスパー・フォード『雪降る夏空にきみと眠る 上下』(竹書房文庫)2318
島田潤一郎『電車のなかで本を読む』(青春出版社)2319
スザンヌ・シマード『マザーツリー』(ダイヤモンド社)2320
『心の病の脳科学』(講談社ブルーバックス)2321
鈴木郁子『自律神経の科学』(講談社ブルーバックス)2322
稲垣史生『DEEP L I FE海底下生命圏』(講談社ブルーバックス)2323

スウェン・ヘディン『ゴビ砂漠横断』(河出書房新社)2324
『マッカラーズ短篇集』(ちくま文庫)2325
ウィリアム・グラスリー『極限大地』(築地書館)2326

皆藤黒助『環司先生の謎とき辞典』(ポプラ文庫)2327
藤本和子『砂漠の教室』(河出文庫)2328
井伏鱒二『広島風土記』(中公文庫)2329
ロザンヌ・パリー『オオカミの旅』(あかね書房)2330
ジェイムズ・リーバンクス『羊飼いの想い』(早川書房)2331
星野道夫『約束の川』(平凡社)2332

ティーヴ・エリクソン『エクスタシーの湖』(筑摩書房)2333

『本屋を開く』(本の雑誌社)2334
ニーナ・バートン『森の来訪者たち』(草思社)2335
ミア・カンキマキ『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』(草思社)2336
星野道夫『魔法のことば』(文春文庫)2337
カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(新潮文庫)2338
梨木香歩『歌わないキビタキ』(毎日新聞出版)2339
ナン・シェパード『いきている山』(みすず書房)2340
リック・マッキンタイア『イエローストーンのオオカミ 放たれた14頭の奇跡の物語』(白楊社)2341
ディーノ・ブッツァーティ『古森のひみつ』(岩波少年文庫)2342
村上春樹『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(新潮文庫)2343
大原まり子『ミーカはミーカ♡トラブル・メーカー』(コバルト文庫)2344
田尻久子『橙書店にて』(ちくま文庫)2345
村上春樹騎士団長殺し』(新潮文庫)2346
フィリップ・K・ディック『逆回りの世界』(ハヤカワ文庫SF)2347
皆藤黒助『事故物件探偵 建築士・天木悟の執心』(角川文庫)2348

 

エリクソン『エクスタシーの湖』とスウェン・ヘディン『ゴビ砂漠横断』は未読で積読本へ。読む時期が来たら本は開かれるでしょう。ディックと皆藤黒助最新作を読んで今年の読書は終了

 

今年はゴビ砂漠横断、ぼくは始祖鳥になりたい、砂漠の教室と読みたかった本が続々と復刊された。逆に新刊はめぼしいものがなく、不作の年だった

 

大原まり子全著作を読む』は、徳間、角川から再開の予定。早くタイム・リーパーまでいきたい

 

多和田葉子は1冊も読めず、まあこれも来年に

 

石牟礼道子苦海浄土』は来年ぜったいに読みたい。高校の現代文の教科書に載っていただけでなく、教科担任が講談社文庫版を全員に購入させてまで読ませたというのは、今考えてもすごくありがたいことで、国語の教科書による刷り込みは人生にものすごく大きな影響を与えた。

 

2022年、読了リスト

 

青山美智子、お探し物は図書室まで、ポプラ社2201

藤井基ニ、頁をめくる音で息をする、本の雑誌社2202

ジャック・ロンドン、野性の呼び声、光文社古典新訳文庫2203

中川毅、人類と気候の10万年史、講談社ブルーバックス2204

梨木香歩、ほんとうのリーダーのみつけかた、岩波書店2205

三品輝起、雑貨の終わり、新潮社2206

三品輝起、すべての雑貨、夏葉社2207

パトリック・バーカム、アナグマ国へ、新潮社2208

橋本倫史、水納島再訪、講談社2209

管啓次郎、本は読めないものだから心配するな、ちくま文庫2210

三浦綾子、氷点、主婦の友社2211

林芙美子、風琴と魚の町・清貧の書、新潮文庫2212

三浦綾子、続氷点、主婦の友社2213

パオロ・コニェッティ、フォンターネ 山小屋の生活、新潮クレスト・ブックス2214

庄野潤三、せきれい、小学館2215

アトリー、時の旅人、岩波少年文庫2216

滝口悠生、長い一日、講談社2217

パウロ・コニェッティ、帰れない山、新潮クレスト・ブックス2218

どこか、安心できる場所で、国書刊行会2219

ポール・オースター、ムーンパレス、新潮文庫2220

雪舟えま、たんぽるぽる、短歌研究文庫2221

吉野万理子、時速47メートルの疾走、講談社2222

アンシア・シモンズ、ライトニング・メアリ、岩波書店2223

銀林みのる、鉄塔武蔵野線、SB文庫2224

森絵都、気分上々、角川文庫2225

田尻宗昭、海と乱開発、岩波新書2226

野崎歓、水の匂いがするようだ、集英社2227

田畑修一郎、石ころ路、灯光舎2228

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、愛はさだめ、さだめは死、ハヤカワ文庫SF2229

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアたったひとつの冴えたやりかた、ハヤカワ文庫SF2230

島田潤一郎、あしたから出版社、ちくま文庫2231

角幡唯介、探検家の憂鬱、文春文庫2232

角幡唯介、アグルーカの行方、集英社文庫2233

角幡唯介、極夜行、文春文庫2234

コーマック・マッカーシー、オンザロード、ハヤカワepi文庫2235

高野秀行角幡唯介、地図のない場所で眠りたい、講談社2236

宇田智子、本屋になりたいーこの島の本を売るー、ちくま文庫2237

大竹英洋、そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森 ノースウッズ、文春文庫2238

ジャック・ロンドン、白い牙、光文社古典新訳文庫2239

伊与原新、ブルーネス、文春文庫2240

上間陽子、海をあげる、筑摩書房2241

石城謙吉、イワナの謎を追う、岩波新書2242

ディーリア・オーウェンズ、ザリガニの鳴くところ、早川書房2243

荻田泰永、考える脚、KADOKAWA2244

多和田葉子、かかとを失くして 三人関係 文字移植、講談社文芸文庫2245

定本 本屋図鑑、夏葉社2246

ポール・ベンジャミン、スクイズ・プレー、新潮文庫2247

野呂邦暢古本屋写真集、ちくま文庫2248

向井透史、早稲田古本劇場、本の雑誌社2249

梨木香歩、沼地のある森を抜けて、新潮文庫2250

梨木香歩、ピスタチオ、筑摩書房2251

藤田和子イリノイ近景遠景、ちくま文庫2252

ケネス・ブラウワー、宇宙船とカヌー、ヤマケイ文庫2253

梨木香歩、家守綺譚、新潮文庫2254

梨木香歩冬虫夏草、新潮社2255

梨木香歩、村田エフェンディ滞土録、角川文庫2256

梨木香歩、雪と珊瑚、角川文庫2257

梨木香歩、海うそ、岩波書店2258

梨木香歩、f植物園の巣穴、朝日文庫2259

イノハラカズエ、松江日乗、ハーベスト出版2260

梨木香歩、椿宿の辺りに、朝日新聞出版2261

ハーンドン、アマゾン探検記、河出書房新社2262

日向理恵子、火狩りの王1、角川文庫2263

皆藤黒助、あやかし民宿の愉快なおもてなし、角川文庫2264

佐藤友則、本屋で待つ、夏葉社2265

日向理恵子、火狩りの王2、角川文庫2266

サラ・ピンスカー、いずれすべては海の中に、竹書房文庫2267

上林暁、文と本と旅と、中公文庫2268

 

本棚の未読本の消化や再読が多い一年間だった。ブックオフや古本屋に行く機会が減ったのは、単純に欲しい古本がないから。

 

大竹英洋『そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森 ノースウッズ』(文春文庫)が今年のベスト。とはいえ文庫化したものだから、今年でもないんだよな。それもまた今年の読書を表している

2021年、読書リスト

石川直樹『地上に星座をつくる』

今井むつみ『英語独習法』

岸本佐知子『死ぬまでに行きたい海』

岸本佐知子『気になる部分』

ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない

赤木明登『名前のない道』

中島京子『ココ・マッカリーナの机』

大阿久佳乃『パンの耳』

島田潤一郎『父と子の絆』

千松信也『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然』

町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』

ベッキー・チェンバーズ『銀河核へ』

チャーリー・N・ホームバーグ『紙の魔術師』

千松信也『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然』

多和田葉子『ゴットハルト鉄道』

多和田葉子『飛魂』

アサノタカオ『読むことの風』

W・サローヤン『パパ・ユーア クレイジー

中沢けい『風のことば 海の記憶』

山下賢ニ『喫茶店で松下隆さんに聞いたこと』

野呂邦暢『愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集』

多和田葉子『溶ける街 透ける路』

梨木香歩『不思議な羅針盤

アイザック・ディネーセン『アフリカの日々』

山下賢二『ガケ書房の頃 完全版』

マッカラーズ『結婚式のメンバー』

『海岸と人間の歴史』

レイチェル・カーソン『われらをめぐる海』

トニ・モリスン『ソロモンの歌』

橋本倫史『東京の古本屋』

レイチェル・カーソン『潮風の下で』

吉野万理子『思い出あずかります』

サローヤン『ヒューマン・コメディ』

吉行理恵『男嫌い』
レイチェル・カーソン『海辺 生命のふるさと』

梨木香歩『ここに物語が』

カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』

吉行理恵『小さな貴婦人』

矢部潤子『本を売る技術』

徳永圭子『暗がりで本を読む』

エリザベス・ラッシュ『海がやってくる』

蒲生俊敬『インド洋』

くどうれいん『氷柱の声』

ぜーバルト『土星の環』

 

年間リストを久々に作ってみた。

年間40〜50冊が現実的な数字じゃないだろうか、と思う。ここ数年では1番多い方かな。

自分で何かを探すというよりは、ネットで誰かに薦められた本を読むということに慣れてしまっている。それで良い面もたくさんあるが、現実(本の単価が高過ぎる、本屋がつぶれる)はかなりきびしいかもしれない

 

2007/09/08より

井伏鱒二『晩春の旅 山の宿』(講談社文芸文庫)、おもしろいです。

日本語も、そこに語られる内容も。

 

『厄除け詩集』(講談社文芸文庫)や『川釣り』(岩波文庫)もおもしろそうです。

2007/08/24より

 この夏の宿題にしていた村上春樹ノルウェイの森」(講談社文庫)を読了。売れ過ぎたこの小説のために、ムラカミハルキ本人がショックを受けた程の作品。この本は当時も、それ以降も売れ続けているベストセラー。何年か前に、最初数ページで挫折し、しばらく本棚に眠っていたのですが、はやいうち読んでおいた方がいいなと思っていました。長年の宿題をここで片付けておこうと手に取りました。

 

 感想は、前作「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(新潮文庫)から比べると
ストレートな展開で、話の骨格自体は、はっきりと見えているだけに、何だかすべてが軽くて薄い。このライト感は、あとの国境の南~やねじまき~にはないですね。ただ、これ所々かなり×××なシーンが多いですね。まあ、それらがないと全くエンターテイメントとしては、締まらないですが。(あんまり、中高生にはどうかとおもいます)(もっと言ってしまえば、大学時代に読まなく良かった)(ちょっと遠くから眺める行為がこの小説にはちょうど良いです)読んでいて頭に浮かんだ風景は、月でしたね。満月でもなく、イメージしたのは三日月から上弦の月。「新しい月に抱かれた古い月」

 

地球照です。

 

 もちろん古い月が直子で、新しい月が緑です。段端と、月が満ちていくにつれて、古い月は消えてゆく。そんな感じでした。予定された結末に向けて、1969-70年という時代の歯車が回り続ける物語。しかし、本文にもある通り、ライ麦畑の主人公のような、ってのは本当にそう思いますね。丁寧というか何と言うか、こんなしゃべり方の人いないって。ムラカミハルキ熱がすでに冷めているからなんでしょうが、こういう小説ばかり読んでるとダメになると感じる自分がちゃんといます。ダメだよと言うことできる、それも必要なことじゃないでしょうか。