今年の年間読了リストです。
国内小説・ノンフィクション、外国小説・ノンフィクション、企画本、新書の順に並べました。
有吉佐和子「複合汚染」(新潮文庫)
有吉佐和子「私は忘れない」(新潮文庫)
池澤夏樹「やがてヒトに与えられた時が満ちて…」(角川文庫)
五木寛之「青年は荒野をめざす」(文春文庫)
遠藤周作「侍」(新潮文庫)
大原まり子「タイム・リーパー」(早川書房)
小沼丹「黒いハンカチ」(創元推理文庫)
小野不由美「ゴーストハント①旧校舎会談」(メディアファクトリー)
倉橋由美子「大人のための残酷童話」(新潮文庫)
佐藤正午「身の上話」(光文社)
佐藤多佳子「第二音楽室」(文藝春秋)
佐藤多佳子「聖夜」(文藝春秋)
佐藤泰志「海炭市叙景」(小学館文庫)
篠田節子「斎藤家の核弾頭」(朝日文庫)
中沢けい「海を感じる時」(講談社文庫)
中島敦「南洋通信」(中公文庫)
梨木香歩「渡りの足跡」(新潮社)
梨木香歩「ピスタチオ」(筑摩書房)
東直子「水銀灯が消えるまで」(集英社文庫)
日野啓三「光」(文藝春秋)
丸山健二「生きるなんて」(朝日新聞社)
丸山健二「アルプス便り」(文藝春秋)
丸山健二「安曇野の白い庭」(新潮文庫)
丸山健二「ときめきに死す」(文春文庫)
光瀬龍「百億の昼と千億の夜」(ハヤカワJA文庫)
横田順彌「古書狩り」(ちくま文庫)
米澤穂信「ふたりの距離の概算」(角川書店)
赤坂憲雄「東北学 忘れられた東北」(講談社学術文庫)
石田ゆうすけ「いちばん危険なトイレといちばんの星空」(幻冬舎文庫)
岡田節人・南伸坊「生物学個人授業」(新潮文庫)
加藤典洋「井伏と太宰 ふたつの戦後」(講談社)
川島隆太・泰羅雅登「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?」(新潮文庫)
寄藤文平・藤田紘一郎「ウンココロ」(実業之日本社文庫)
瀬名秀明「ハートのタイムマシン!」(角川文庫)
高野秀行「ミャンマーの柳生一族」(新潮文庫)
高野秀行「腰痛探検家」(集英社文庫)
中沢新一「ポケットの中の野生」(新潮文庫)
野口総一「オンリーワン」(新潮文庫)
久恒辰博「脳は若返る」(新潮文庫)
星野道夫「アフリカ旅日記」(MF文庫)
星野道夫「魔法の言葉」(文春文庫)
宮田珠己「東南アジア四次元日記」(幻冬舎文庫)
宮本常一「民俗学の旅」(講談社学術文庫)
宮本常一「日本文化の形成」(講談社学術文庫)
目黒考ニ「活字三昧」(角川文庫)
森毅「ボクの京大物語」(福武文庫)
ジョージ・オーウェル「一九八四年」(ハヤカワepi文庫)
ポール・オースター「幻影の書」(新潮社)
ポール・オースター「ガラスの街」(新潮社)
マルグリッド・オード「光ほのか」(新潮文庫)
アーサー・C・クラーク「楽園の泉」(ハヤカワSF文庫)
ル・クレジオ「悪魔祓い」(岩波文庫)
アーサー・ケストラー「真昼の暗黒」(岩波文庫)
オードリー・ニッフェネガー「きみがぼくを見つけた日 上・下」(ランダムハウス講談社文庫)
ハックスリー「すばらしい新世界」(講談社文庫)
レイ・ブラッドベリ「華氏451度」(ハヤカワNV文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元SF文庫)
ウォルター・ミラー「黙示録3174年」(創元推理文庫)
ジェイン・ヨーレン「白い女神」(ハヤカワFT文庫)
マーク・ローランズ「哲学者とオオカミ」(白水社)
ランス・アームストロング「ただマイヨ・ジョーヌのために」(講談社文庫)
クラフト・エヴィング商会プレゼンツ「犬」(中公文庫)
大森望編「不思議の扉」(角川文庫)
新井明・他「経済の考え方がわかる本」(岩波ジュニア新書)
片田珠美「一億総ガキ社会」(光文社新書)
斎藤潤「日本《島旅》紀行」(光文社新書)
竹内敬人「人物で語る化学入門」(岩波新書)
並木美喜雄「量子力学入門」(岩波新書)
保坂隆「ストレスづきあいの上手な人、下手な人」(角川oneテーマ21)
増田義郎「太平洋―開かれた海の歴史」(集英社新書)
計70冊です。去年よりちょっと少ないです。
購入は240冊(コミック・参考書を除く)。そのうち読了は52冊。
読了率は21.7%。5冊に1冊は読んだ計算に。
うーん、低いですが、がんばった方ではないでしょうか。
ちなみに今年のベスト1は、
マーク・ローランズ「哲学者とオオカミ」(白水社)
でした。
今年は、丸山健二や民俗学の諸作、ディストピア小説に挑戦と、
中々、バラエティに富んだラインナップだったと思います。
来年は、溜まった岩波文庫や講談社文芸文庫を減らしていきたいです。
2024、読了リスト
マーク・オーエンズ、ディーリア・オーエンズ『カラハリが呼んでいる』(ハヤカワ文庫NF)1/5〜1/20
新馬場新『サマータイム・アイスバーグ』(ガガガ文庫) 1/21〜1/25
新馬場新『十五光年より遠くない』(ガガガ文庫)1/26〜1/29
『20世紀アメリカ短篇選 下』(岩波文庫)1/30〜1/31
庄野潤三『緑色のバス』(小学館P +Dブックス)2/1〜2/5
『世界推理小説短編傑作集2』(創元推理文庫)2/11〜2/21
ロバート・ムーア『トレイルズ』(A&F) 2/23〜26
月村勝宏『地球46億年物質大循環』(講談社ブルーバックス)2/25〜2/29
ヴェルナー・フロイント『オオカミと生きる』(白水社)2/29〜3/5
政木哲也『本のある空間採集』(学芸出版社)3/10〜3/11
高橋雅紀『分水嶺の謎 峠は海から生まれた』(技術評論社) 3/20〜3/25
志村真幸『絶滅したオオカミの物語』(三弥井書店)3/26
クリスティーナ・トンプソン『海を生きる民(ポリネシアの謎』(A&F) 4/6〜4/10
梨木香歩『僕は、そして僕達はどう生きるか』(理論社) 4/11〜4/14
大崎清夏『大崎清夏詩集』(青土社)4/1〜4/22
『樹は語る』(築地書館)4/23〜4/29
カーソン・マッカラーズ『悲しき酒場の唄』(白水社Uブックス』4/27〜5/1
畑野智美『水槽の中』(角川書店)5/3〜4
米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)5/5〜5/5
米澤穂信『夏季限定トロピカルパフェ事件』(創元推理文庫)5/6〜5/6
米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』(創元推理文庫)5/7〜5/9
米澤穂信『冬季限定ボンボンショコラ事件』(創元推理文庫)5/10〜11
ルシア・ベルリン『すべての月、すべての年』(新潮社)5/11〜5/21
大阿久佳乃『じたばたするもの』(サウダージブックス)5/26
コリン・ウィルソン『宇宙ヴァンパイアー』(新潮文庫)5/22〜6/4
クリストファー・プリースト『スペース・マシン』(創元SF文庫)8/10〜8/18
クリストファー・プリースト『夢幻諸島から』(早川書房)8/18〜8/30
クリストファー・プリースト『隣接界』(早川書房)8/31〜9/25
クリストファー・プリースト『イグジステンズ』(竹書房文庫)9/25〜10/2
クリストファー・プリースト『魔法』(ハヤカワFT文庫)10/2〜10/10
クリストファー・プリースト『限りなき夏』(国書刊行会)10/10〜10/13
クリストファー・プリースト『伝授者』(サンリオ文庫)10/14
クリストファー・プリースト『逆転世界』(サンリオSF文庫)10/13〜20
イアン・マクドナルド『火星夜想曲』(ハヤカワ文庫SF)4/29〜10/28
イアン・マクドナルド『黎明の王 白昼の女王』(ハヤカワ文庫FT)10/28〜10/28
伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社)10/29〜10/30
伊与原新『藍を継ぐ海』(新潮社)10/31〜11/4
吉行理恵『湯ぶねに落ちた猫』(ちくま文庫)11/4〜11/9
皆藤黒助『事故物件探偵』(角川文庫)11/9〜11/10
島田潤一郎『長い読書』(みすず書房)11/22〜11/24
木山捷平『駄目も目である』(ちくま文庫)11/11〜11/27
秋峰善『夏葉社日記』(秋月圓)11/27
サローヤン『ロック・ワグラム』(新潮文庫)12/2〜12/8
多和田葉子『雪の練習生』(新潮社)12/10
石井千湖『積み読の本』(主婦と生活社)10/7〜12/22
マキリップ『妖女サイベルの呼び声』(ハヤカワ文庫FT)12/11〜12/28
ポール・ギャリコ『トマシーナ』(創元推理文庫)12/29〜12/30
以上読了は53冊。今年は、積読を減らす1年でした。新刊で購入したのは12冊。ここ10年で最低かもしれません。本屋がつぶれるわけだ。めっきり買わなくなったし、本屋に行かなくなった。読書そのものも斜め読みにしている量も増えてしまった。
今年亡くなったクリストファー・プリーストを読み返せて良かった。
石牟礼道子『苦海浄土』は何とか読んが、何年かしたら読み返すだろう。
イアン・マクドナルドの『火星夜想曲』を途中諦めたが、半年かけて何とか読めた。これはかなり面白かった、未読なのがいけなかった。今年のベストはこの本でした、オールタイムベストに入れたい1冊。
来年は積読を崩すのと、図書館利用率が高くなると思います。本屋で買ってまで読みたいと思う本が、正直ないんだもの
2012/03/20より
さて、東京からトンボ返りの休日です。何もすることがないというか、何もしたくないというか、嵐の前の静けさというヤツでしょうか。今回の収穫は、スカイツリーを見ることもあったのですが、それよりむしろ、教科書図書館に無事、行くことができたので、まあまあ充実していました。小学校・中学校・高校と学んできた教科書に再び出会えました。それも驚きの連続とともに。
私はというとたぶん何かを考えて「理系」を選択し、高校・大学・大学院と学んで来たのでした。今ではその区分こそ意味のないものであることを知っていますが、当時は、かっこよく「理系」だと思っていたのでした。別に苦手教科はないと今も昔も思ってはいますが(ただ経済関係は全然ダメです)、理系選択の理由はとくにないのでした。それで、教科書たちを見て思い出したことは、不思議と今も興味のある内容は、国語の教科書のどこかに書いてあるのでした。
例えば、前にも「大陸は動く」(光村図書5年上・『銀河』)について書きましたが、中学の教科書にも実は地球科学に関するエッセイはあったのです。それは島村英紀「深海に潜る」(東京書籍中2・『新しい国語2』)です。これは教科書用の書き下ろしでありますが、フランスの潜水調査艇「ノーティール号」乗船のはなしでした。内容に関してはさっぱり記憶になく、日本海溝の鯨瞰図だけは覚えているという悲しい現実でした。実は結構、地球科学へのセンスオブワンダーは、刷り込みされていることに愕然としました。でも、中学の国語の授業に関しては、何一つ記憶になく、教科書の内容よりも担当の先生が誰だったかによるというのが実情です。
他にも中3の国語の教科書には、村上春樹「ジャック・ロンドンの入れ歯」(今は『雑文集』で読めます)、三田誠広「いちご同盟」、魯迅(竹内好・訳)「故郷」、松下竜一「絵本」、といった名チョイスばかりでした。
さて、高校の頃の教科書のはなしに戻るのですが、第一学習社の「国語Ⅰ 現代文・表現編 」に丸山健一「マラソン・ランナーは孤独か」が載っていました。初出がちゃんと書いてありました。「安曇野の強い風」(文芸春秋、1986年)からの引用でした。その本が手元にないため、どこからどこまでの引用で、どこからどこまでが改編されているのかは不明です。ただ、その中の見出しを並べると
マラソンは人生の断面だ
肉体と精神が一つになる
頑張れという言葉の意味
と、いかにも絶好調時の丸山健二を表していることばではないかと思います(今も絶好調だと思いますが…)。世間的には90年代以前まで、というのがもっぱらの著者の評価なのかもしれませんが、全著作を読んでいるわけでもないので、私には分かりません。ただ、高校生の私に強く響いた内容であったことは否定できません。『自己』とは何かを改めて考えさせられます。
で、ほかにはどんな内容があったのかと目次を見て仰天しました。大庭みな子「私の八月十五日」、日野啓三「私にとって都市も自然だ」、真木悠介「草の言葉・魚の言葉」(この中に石牟礼道子「苦海浄土」の紹介あり)、野村雅一「身体像の近代化」(この中にモースの「日本その日その日」、ビゴーの描画)とショックを通り越して、なぜこうも自分が似たようなモノに惹かれるのかが、分かったのでした。実はこの時期に散々、国語の教科書によって、私の脳内に叩き込まれていたのでした。ショックもありましたが、まあ納得したわけです。同時に思ったのは、学校の授業というものは、こうありたいなと思えるのです。教養とか知識とか目に見えないものが、その人の血となり肉となり、その後の人生を形作っていって欲しいと思いました。毎日の授業といえど、やはり授業を大事にしていかないといけないなと反省するばかりです。
また、第一学習社の「現代文Ⅰ」には、中島敦「山月記」、夏目漱石「こころ」、井上靖「利休の死」、伊藤整「若い詩人の肖像」とこれまたにくいチョイスです。男の子だな~と思えるラインナップでした。
ルーツを探るという意味でも、何だか楽しい発見でした。実は80年代後半に書かれている文章が多いのです。それは、90年代はじめに検定された教科書だからなのでしょうが、やはり、私の意識は今もその時代に縛られているのだと、確信しました。
教科書図書館自体は小さい図書館ですが、新しい数学と理科の検定教科書も置いてあり、東京近郊の学生さんor教員の方にはかなり勉強になる場所なのでは?ただ平日の月・火・水しか空いてないのが問題です。国語の授業などで盛り上がったことのある人は、一度、行ってみると懐かしさにテンションが上がると思います。
2010/11/29より
さて、最近ゲームばかりで仕事をしていないのではないかという疑いがありますが、仕事はしています、たぶん。
プレートテクトニクス、大陸移動説といえば、昔、小学校の頃に国語の教科書で読んだ「大陸は動く」を思い出します。実はこれ結構、刷り込みのようなもので、進路を決定する際にも意識はしていなかったのですが、無意識に自然に対する視野や見方の基になっているのではないという名文です。近頃の子もこれを読んでいると勝手に思い込んでいましたが、鎌田浩毅「マグマの地球科学 火山の下で何が起きているのか」(中公新書)を読んでいたら、とっくに教科書から姿を消しているとのこと!!これはショックとあの名文はどこのどなたが書いたものかと調べてみると、大竹政和という地震学者の先生が教科書に書き下ろしていたものだったと判明。
(大竹政和「大陸は動く」、昭和61年版(1986)~平成13年度版(2001)「国語五上」収録)何か聞いたことがある名前だなと思っていたら、「日本海東縁の活断層と地震テクトニクス」(東京大学出版会)の編者ではない!!(押入れのダンボール箱のどこかに埋もれているはず…)
偶然というか何かの縁を感じながら、ひたすらテスト作りなのでした。
2011年、読了リスト
2011年の読了リストです。
順番はアイウエオ順です。
☆は再読でした。
青木玉 幸田文の箪笥の引き出し
有吉佐和子 青い壺
池内紀 海山のあいだ
泉鏡花 夜叉ケ池・天守物語
井上靖 本覚坊遺文
上田早夕里 リリエンタールの末裔
植村直己 極北に駆ける
植村直己 青春を山に賭けて
宇野常寛 ゼロ年代の想像力
大原まり子 吸血鬼エフェメラ☆
岡本かの子 家霊
奥本大三郎 楽しき熱帯
小倉美恵子 オオカミの護符
大崎梢 サイン会はいかが
大崎梢 配達あかずきん
大崎梢 晩夏に捧ぐ
大崎梢 平台がお待ちかね
小野不由美 ゴーストハントシリーズ
折口信夫 死者の書・口ぶえ
鏡明 不確定世界の探偵物語
風間一輝 男たちは北へ
梶尾真治 クロノスの少女たち
川村二郎 白山の水
小林恭二 父
坂本真綾 アイディ。
笹本祐一 妖精作戦
佐藤泰志 そこのみにて輝く
佐藤泰志 移動動物園
白洲正子 道
杉本鉞子 武士の娘
須藤晃 尾崎豊
瀬名秀明 希望
高野秀行 辺境中毒
多島斗志之 海賊モア船長の遍歴
寺田寅彦 地震雑感
中沢けい 女ともだち
梨木香歩 不思議な羅針盤
梨木香歩 僕は、そして僕たちはどう生きるか
似鳥鶏 いわゆる天使の文化祭
似鳥鶏 さよならの次にくる
似鳥鶏 まもなく電車が出現します
似鳥鶏 理由あって冬に出る
日高敏隆、竹内久美子 もっとウソを!
長谷川眞理子 雄と雌の数をめぐる不思議
東直子 とりつくしま
福島正実 未踏の時代
穂村弘 もしもし運命の人ですか☆
穂村弘 短歌の友人
穂村弘 東直子、沢田康彦 短歌はじめました。
丸山健二 田舎暮らしに殺されない法
宮田珠己 ジェットコースターにもほどがある
宮田珠己 メモリークエスト
宮田珠己 旅の理不尽
宮本常一 日本の村・海をひらいた人々
宮本常一 忘れられた日本人
宮脇昭 鎮守の森
村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス
村上春樹 羊をめぐる冒険
安岡章太郎 海辺の光景
安岡章太郎 質屋の女房
柳田国男 青年と学問
柳田國男 雪国の春
山川菊栄 武家の女性
吉田健一 東京の昔
吉野源三郎 君たちはどう生きるか
吉村昭 高熱隧道
吉村昭 星への旅
A・E・ヴァン・ヴォークト 目的地アルファ・ケンタウリ
ミヒャエル・エンデ 鏡のなかの鏡
クロフツ 樽
クロフツ クロイドン発12時30分
クロフツ 海の秘密
リチャード・コーフィールド 太陽系はここまでわかった
ロバート・シーゲル 歌うクジラ
ロバート・シーゲル 白いクジラ
ロバート・シーゲル 氷海のクジラ
アルベルト・シュヴァイツァー わが生活と思想より
スタンダール 赤と黒
セイント 透明人間の告白
ドフトエフスキー 悪霊
テア・フォン・ハルボウ メトロポリス
ジェフリー・フォード ガラスの中の少女
ジェフリー・フォード シャルビューク夫人の肖像
ベルクソン 時間と自由
J・P・ホーガン ガニメデの優しい巨人
ボルヘス 七つの夜
ボルヘス 詩という仕事について
パトリシア・A・マキリップ ムーンフラッシュ
パトリシア・A・マキリップ ムーンドリーム
バルガス・リョサ 緑の家
ワイズマン 人類が消えた世界
とここまで小説・ノンフィクションのみ。
さて、全体の読了率は114/297 = 38.3%
去年よりは上がったのですが、300冊近い本を買っていることに驚き。20万円は軽く使っているので…。あれ、デジタル一眼レフが買える!?
来年は本を買う量を減らすよう努力したいと思います。って、毎年言っている気がします。
今年のベストは、うーん、新刊本からは、なしです。読んだもののなかでは鏡明「不確定世界の探偵物語」(創元SF文庫)
が一番、おもしろかったです(こういうSF好きなので)。クロフツ、大崎梢、似鳥鶏といった新たな作家の発見はよかったと思います。クロフツは発掘といった方が近いですが、あの長~い語りが私的にはgoodです。あとは古典として、スタンダール「赤と黒」、ドフトエフスキー「悪霊」にも挑戦できて、アグレッシブな一年だったと思います。ただ、斜め読みが多いのも事実です。来年は、溜まった本から片づけるとして、当面は新刊以外買わない方針でいこうと思います。
2012年、読了リスト
今年も年末ということで、読了リストです。
目標200冊は届きませんでした。
何だか同じ本をよく買った気がします、気づかずに。
読了順ではなく購入あるいは興味を持った順番という何ともわけのわからん状態ですが、これ以上整理する元気もないのでこのままupします。
2012年 読了リスト
1北村薫 空飛ぶ馬 創元推理文庫
2コニー・ウィリス リンカーンの夢 ハヤカワSF文庫
3ロンドン 野生の呼び声 光文社古典新訳文庫
4ロンドン 白い牙 光文社古典新訳文庫
5木山捷平 木山捷平 ちくま日本文学全集
6木山捷平 大陸の細道 講談社文芸文庫
7木山捷平 氏神さま・春雨・耳学問 講談社文芸文庫
8木山捷平 井伏鱒二・弥二郎兵衛・ななかまど 講談社文芸文庫
9尾崎豊 尾崎 豊 少年時代 角川文庫
10藤澤清造 根津権現裏 新潮文庫
11米原万理 マイナス50℃の世界 角川文庫
12田中慎弥 切れた鎖 新潮文庫
13新井素子 もういちどあなたにあいたいな 新潮社
14倉橋由美子 人間のない神 新潮文庫
15米原万理 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 角川文庫
16米原万理 心臓に毛が生えている理由 角川文庫
17木山 捷平、中村 地平、 新美 南吉 朴 百年文庫
18大川弥生 新しいリハビリテーション 講談社現代新書
19横光利一 上海 講談社文芸文庫
20春日春彦 緘黙 新潮文庫
21北里洋 日本の海はなぜ豊か 岩波科学ライブラリ
22倉橋由美子 スミヤキストQの冒険 講談社文芸文庫
23倉橋由美子 夢の浮橋 中公文庫
24倉橋由美子 アマノン国往還記 新潮文庫
25武田泰淳 滅亡について 岩波文庫
26宮本 省三 脳のなかの身体―認知運動療法の挑戦 講談社現代新書1929
27野尻抱介 南極点のピアピア動画 ハヤカワ文庫JA
28多和田葉子 雪の練習生 新潮社
29山田詠美 学問 新潮文庫
30藤澤清造 藤澤清造短篇集 新潮文庫
31ルソー 孤独な散歩者の夢想 新潮文庫
32武田泰淳 十三妹 中公文庫
33倉橋由美子 パルタイ 新潮文庫
34倉橋由美子 ヴァージニア 新潮文庫
35神林長平 いま集合的意識を、 ハヤカワ文庫JA
36似鳥鶏 午後からはワニ日和 文春文庫
37吉田健一 金沢・酒宴 講談社文芸文庫
38レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅰ 中公クラシックス
39田尻宗昭 海と乱開発 岩波新書
40倉橋由美子 妖女のように 新潮文庫
41クロフツ 英仏海峡の謎 創元推理文庫
42黛まどか 星の旅人 角川文庫
43野尻抱影 星座のはなし ちくま文庫
44丸山健二 安曇野の強い風 文芸春秋
45レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅱ 中公クラシックス
46倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
47高野秀行 アヘン王国潜入記 集英社文庫
48ハドソン はるかな国 とおい昔 岩波文庫
49伊藤整 若き詩人の肖像 講談社文芸文庫
50伊藤整 青春 新潮文庫
51村上春樹 1Q84 BOOK1 上・下 新潮文庫
52倉橋由美子 ポポイ 新潮文庫
53倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
54丸山健二 人生なんてクソくらえ 朝日新聞出版
55武田泰淳 風媒花 新潮文庫
56有吉佐和子 美っつい庵主さん 新潮文庫
57三島由紀夫 殉教 新潮文庫
58三島由紀夫 真夏の死 新潮文庫
59田中慎弥 神様のいない日本シリーズ 文春文庫
60田中慎弥 図書準備室 新潮文庫
61伊藤整 近代日本の文学史 夏葉社
62村上春樹 1Q84 BOOK2 上・下 新潮文庫
63ボルヘス 汚辱の世界史 岩波文庫
64レイチェル・カーソン 海辺 平凡社ライブラリー
65村上春樹 1Q84 BOOK3 新潮社
66松下竜一 暗闇に耐える思想 花乱社選書
67日高敏隆 動物にとって社会とはなにか 講談社学術文庫
68深沢七郎 言わなければよかったのに日記 中公文庫
69クロフツ 見えない敵 創元推理文庫
70ジョージ・オーウェル カタロニア讃歌 ハヤカワ文庫NF
71倉橋由美子 婚約 新潮文庫
72山本茂実 ああ野麦峠 角川文庫
73玉手英夫 クマに会ったらどうするか 岩波新書
74倉橋由美子 酔郷譚 河出文庫
75有吉佐和子 海暗 新潮文庫
76ボルヘス ブロディーの報告書 岩波文庫
77日高敏隆 動物という文化 講談社学術文庫
78アムンセン 南極点 朝日文庫
79徳冨蘆花 不如帰 岩波文庫
80田口善弘 砂時計の七不思議 中公新書
81唐沢孝一 カラスはどれほど賢いのか 中公新書
82松本哉 永井荷風という生き方 集英社新書
83井伏鱒二 井伏鱒二対談集 新潮文庫
84深沢七郎 生きているのはひまつぶし 光文社文庫
85永田晟 呼吸の極意 講談社ブルーバックス
86倉橋由美子 夢のなかの街 新潮文庫
87松本秀樹 だいすけ君とまさお君 小学館文庫
88米澤穂信 折れた竜骨 東京創元社
89春日武彦・穂村弘 人生問題集 角川書店
90太田静子 斜陽日記 朝日文庫
91太田治子 明るい方へ 朝日文庫
92チャスタトン 木曜日の男 創元推理文庫
93梶尾真治 ゆきずりエマノン 徳間書店
94文京洙 韓国現代史 岩波新書
95朝永振一郎 科学者の自由な楽園 岩波文庫
96ハーラン・エリスン 世界の中心で愛を叫んだけもの ハヤカワ文庫SF
97三島由紀夫 不道徳教育講座 角川文庫
98サガン 悲しみよ こんにちは 新潮文庫
99マーク・トゥエイン トム・ソーヤーの冒険 新潮文庫
100神林長平 ぼくらは都市を愛していた 朝日新聞出版
101P・K・ディック 偶然世界 ハヤカワ文庫SF
102デュレンマット 失脚・巫女の死 光文社古典新訳文庫
103P・K・ディック 高い城の男 ハヤカワ文庫SF
104P・K・ディック ユービック ハヤカワ文庫SF
105野尻抱介 ふわふわの泉 ハヤカワ文庫JA
106石田ゆうすけ 洗面器でヤギごはん 幻冬舎文庫
107P・K・ディック 流れよわが涙、と警官は言った ハヤカワ文庫SF
108立原えりか 妖精たち 青土社
109倉橋由美子 わたしのなかのかれへ 講談社文庫
110チェスタトン 詩人と狂人たち 創元推理文庫
111チェスタトン 新ナポレオン奇譚 ちくま文庫
112チェスタトン 四人の申し分なき重罪人 ちくま文庫
113サルトル 水いらず 新潮文庫
114池澤夏樹 カデナ 新潮文庫
115ボーム オズの魔法使い 新潮文庫
116萩原規子 RDG3 角川文庫
117フランクル 夜と霧 みすず書房
118宮田珠己 なみのひとなみのいとなみ 幻冬舎文庫
119尾池和夫 四季の地球科学 岩波新書
120コニー・ウィリス ブラックアウト ハヤカワSFシリーズ
121ボーヴォワール 人はすべて死す 上・下 岩波文庫
122北野勇作 かめくん 河出文庫
123堀田善衛 上海にて 集英社文庫
124ロバート・シェクリイ 人間の手がまだ触れない ハヤカワ文庫SF
125茂木清夫 地震予知を考える 岩波新書
126マルロー 王道 講談社文芸文庫
127サルトル 嘔吐 人文書院
128武田泰淳 ニセ札つかいの手記 中公文庫
129寺田寅彦 怪異考/化物の進化 中公文庫
130内田百 百鬼園随筆 新潮文庫
131ブリン グローリー・シーズン 上 ハヤカワSF文庫
132ジュール・ヴェルヌ 海底二万里 上下 新潮文庫
133内田百聞 第一阿呆列車 新潮文庫
134内田百聞 第二阿呆列車 新潮文庫
135内田百聞 第三阿呆列車 新潮文庫
136ブリン グローリー・シーズン 下 ハヤカワSF文庫
137E・ハミルトン フェッセンデンの宇宙 河出文庫
138スティーヴンソン クリプトノミコン1 ハヤカワSF文庫
139内田百 冥途 ちくま文庫
140梨木香歩 雪と珊瑚と 角川書店
141ショーン・エリス 狼の群れと暮らした男 築地書館
142石牟礼道子 食べごしらえおままごと 中公文庫
143内田百 ノラや ちくま文庫
144笙野頼子 金毘羅 河出書房新社
145川上弘美 どこから行っても遠い町 新潮社
146スティーヴンソン クリプトノミコン2 ハヤカワSF文庫
147萩原規子 RDG1 角川文庫
148萩原規子 RDG2 角川文庫
149梨木香歩 エストニア紀行 新潮社
150クロフツ 黄金の灰 創元推理文庫
151ピランデッロ 月を見つけたチャウラ 光文社古典新訳文庫
152小沢信男 東京骨灰紀行 ちくま文庫
153チュツオーラ やし酒飲み 岩波文庫
154内田百 サラサーテの盤 ちくま文庫
155スティーブンソン クリプトノミコン3 ハヤカワSF文庫
156新宮一成 夢分析 岩波新書
157河合隼雄 未来への記憶 上下 岩波新書
158栗原彬 証言 水俣病 岩波新書
159尾崎一雄 暢気眼鏡・虫のいろいろ 岩波文庫
160スティーブンソン クリプトノミコン4 ハヤカワSF文庫
161中勘助 銀の匙 小学館文庫
162尾崎一雄 単線の駅 講談社文芸文庫
163松原隆彦 宇宙に外側はあるか 光文社新書
164オリアリー 不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ ハヤカワSF文庫
165上田早夕里 華竜の宮 上下 ハヤカワJA文庫
166ヤング ジョナサンと宇宙クジラ ハヤカワSF文庫
167中尾佐助 栽培植物と農耕の起源 岩波新書
168中尾佐助 花と木の文化史 岩波新書
169神山恵三 森の不思議 岩波新書
170深沢七郎 生まれることは屁と同じ 河出書房新社
171多和田葉子 ゴットハルト鉄道 講談社文芸文庫
172フォーチュン 幕末日本探訪記 講談社学術文庫
173スティーヴン・キング ダーク・タワーⅠ 新潮文庫
174スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 上 新潮文庫
175スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 下 新潮文庫
176スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 上 新潮文庫
177清沢満之 清沢満之集 岩波文庫
178スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 下 新潮文庫
179深沢七郎 檜山節考 新潮文庫
180角幡唯介 空白の五マイル 集英社文庫
181ルグィン 闇の左手 ハヤカワSF文庫
182吉田健一 時間 講談社文芸文庫
183深沢七郎 深沢七郎の滅亡対談 ちくま文庫
184恩田陸 きのうの世界 講談社
185オースター ムーン・パレス 新潮文庫(再読)
186多和田葉子 飛魂 講談社
上下巻を適当に数えているので実際には192冊。リストに挙がっていないものもあるので、たぶん200冊近いと思います。
さて問題は未読率ですが、正確に計算してみると買った本のうち読んだ本の割合は、127/355 = 35.8%本棚から抜いた本や図書館の本を加えると、186/355 = 52.4%と5割をキープ。
(したことにしておこう)
こういってリストにしてみると、相変わらず節操のない読み方だなと思います。
今年、読んだ中でのベスト1はアムンセン「南極点」(朝日文庫)でした。
あと、吉田健一「時間」(講談社文芸文庫)もまた読みたいです。小説は、伊藤整「若き詩人の肖像」(講談社文芸文庫)か多和田葉子「飛魂」(講談社)。倉橋由美子祭りの結果、「夢のなかの街」、「人間のない神」は再読したいかも。新刊は相変わらず目ぼしいもの全くな~~~し。 来年は溜まっている講談社文芸文庫を減らさないといけません!!(吉田健一を一通り読みたいです。木山捷平を買い揃えたいです。)ダーク・タワーも春までには読み終わりたいです。未読SF本シリーズは、スタニスワフレムで〆たいと思います。来年は時代小説、解禁の予定です(笑)
2023年、読了リスト
2023読書リスト
大原まり子『一人で歩いて行った猫』(ハヤカワJA文庫)2301
大原まり子『未来視たち』(ハヤカワJA文庫)2302
大原まり子『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』(ハヤカワJA文庫)2303
大原まり子『機械神アスラ』(早川書房)2304
日向理恵子『火狩りの王3』(角川文庫)2305
宮内勝典『ぼくは始祖鳥になりたい』(集英社文庫)2307
吉野万理子『階段ランナー』(徳間書店)2308
森絵都『カザアナ』(朝日文庫)2309
日向理恵子『火狩りの王4』(角川文庫)2310
乗代雄介『旅する練習』(講談社)2311
乗代雄介『パパイヤ・ママイヤ』(小学館)2312
キム・チョヨプ『わたしたちが光の速さで進めないなら』(早川書房)2313
大原まり子『地球物語』(ハヤカワJa文庫)2314
大原まり子『物体Mはわたしの夢を見るか』(朝日ソノラマ文庫)2315
ジャスパー・フォード『クォークビーストの歌』(竹書房文庫)2316
ジャスパー・フォード『最後の竜殺し』(竹書房文庫)2317
ジャスパー・フォード『雪降る夏空にきみと眠る 上下』(竹書房文庫)2318
島田潤一郎『電車のなかで本を読む』(青春出版社)2319
スザンヌ・シマード『マザーツリー』(ダイヤモンド社)2320
『心の病の脳科学』(講談社ブルーバックス)2321
鈴木郁子『自律神経の科学』(講談社ブルーバックス)2322
稲垣史生『DEEP L I FE海底下生命圏』(講談社ブルーバックス)2323
スウェン・ヘディン『ゴビ砂漠横断』(河出書房新社)2324
『マッカラーズ短篇集』(ちくま文庫)2325
ウィリアム・グラスリー『極限大地』(築地書館)2326
皆藤黒助『環司先生の謎とき辞典』(ポプラ文庫)2327
藤本和子『砂漠の教室』(河出文庫)2328
井伏鱒二『広島風土記』(中公文庫)2329
ロザンヌ・パリー『オオカミの旅』(あかね書房)2330
ジェイムズ・リーバンクス『羊飼いの想い』(早川書房)2331
星野道夫『約束の川』(平凡社)2332
スティーヴ・エリクソン『エクスタシーの湖』(筑摩書房)2333
『本屋を開く』(本の雑誌社)2334
ニーナ・バートン『森の来訪者たち』(草思社)2335
ミア・カンキマキ『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』(草思社)2336
星野道夫『魔法のことば』(文春文庫)2337
カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』(新潮文庫)2338
梨木香歩『歌わないキビタキ』(毎日新聞出版)2339
ナン・シェパード『いきている山』(みすず書房)2340
リック・マッキンタイア『イエローストーンのオオカミ 放たれた14頭の奇跡の物語』(白楊社)2341
ディーノ・ブッツァーティ『古森のひみつ』(岩波少年文庫)2342
村上春樹『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(新潮文庫)2343
大原まり子『ミーカはミーカ♡トラブル・メーカー』(コバルト文庫)2344
田尻久子『橙書店にて』(ちくま文庫)2345
村上春樹『騎士団長殺し』(新潮文庫)2346
フィリップ・K・ディック『逆回りの世界』(ハヤカワ文庫SF)2347
皆藤黒助『事故物件探偵 建築士・天木悟の執心』(角川文庫)2348
エリクソン『エクスタシーの湖』とスウェン・ヘディン『ゴビ砂漠横断』は未読で積読本へ。読む時期が来たら本は開かれるでしょう。ディックと皆藤黒助最新作を読んで今年の読書は終了
今年はゴビ砂漠横断、ぼくは始祖鳥になりたい、砂漠の教室と読みたかった本が続々と復刊された。逆に新刊はめぼしいものがなく、不作の年だった
『大原まり子全著作を読む』は、徳間、角川から再開の予定。早くタイム・リーパーまでいきたい
多和田葉子は1冊も読めず、まあこれも来年に
石牟礼道子『苦海浄土』は来年ぜったいに読みたい。高校の現代文の教科書に載っていただけでなく、教科担任が講談社文庫版を全員に購入させてまで読ませたというのは、今考えてもすごくありがたいことで、国語の教科書による刷り込みは人生にものすごく大きな影響を与えた。