時間は空間を削り、空間は時間を笑う

  今日買った本の雑誌鏡明の連載をまとめた、二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分、の初回を読んでいたら(この本当時買い忘れてた、2010年の本ですが。00年代の連載はほぼなく、タイトル通り20世紀の内容ばかりなのである。が、今2018年の師走を迎えようというこの時期に読んでも、いささか古びた様子はなくむしろ、現代はクラシックなファミコンスーファミ、プレステやらなんやらが出るというカオスな懐古主義時代に突入しており、全くコンテンツは何一つ目新しさを生み出すことはなく、日本人のクリエィティブな発想力がないことが浮き彫りになっている2010年代であり、平成の最後なのであった)、いきなりヴァーリイの話題があって本棚を久々に確認してみた。

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ツィートを見ると創元SF文庫のジョン・ヴァーリイの4、5は欠番だったのね。3部作のラストの上下巻が出ないなんてよくある話だから。未だに出る気配はもちろんない。3年前に短編集が出て再評価されたのにそれが続かないのが、この業界の常。ちなみにティーターンがないのは背表紙が紫のヤツに遭遇していないから。ガイア3部作は読んでない。