2019年年始500文字作文

時間の流れの中で、過去と未来の間の、ときを認識しているようだ。それに世界をみる力があれば、意識は繋がって先へ先へ進んでいく。誰も過去に縛られているわけでもないし、未来に怯えているわけでもない。存在が、確かな存在が自分をつくる。自分をつくった存在が、生きた分だけ降り積もるように、ときを感じる。変化、途方もない変化。削れた岩の成分が、海に溶け込みまた大地にかえるように、無限の繰り返しの中に表れる、途方もなく終わりない変化。1日1日を感じる心と身体があれば、世界に付いていける。本当の世界の流れに付いていける。長い年月をかけて培ってきた知識や技術は、一つのものとなり、信じ信じられるものになる。だから、この世界を信じられる、この星の祈りを、実りを信じられるのだ。そこには書物があり文字があり真理に通ずる。誰もが同じ答えには辿り着けない。だからこそ世界は、多様性と均一性の間で揺れ動く。価値観はさらに0と1で表現され分解され、ただの感情のかたまりになる。そこには悪意や安易な思いが歪んだ世界の像をみせる。自分が思う真実だけを追い続ける人になるな。自分を鼓舞するだけじゃなく、受け入れ変わることを恐れるな。